魔法科高校の劣等生 第3シーズンのあらすじ
九島家が極秘裏に行っていた実験は、パラサイトを女性型戦闘ロボットに憑依させたパラサイドールの開発だった。だが、パラサイドールの運用実験が行なわれるスティープルチェース・クロスカントリーの会場警備は異常なまでに厳しく、達也ですら侵入できない。そこで達也はピクシーにパラサイトの監視を命じ、自分はエンジニアとしてCADの調整を行いながら、下級生への指導を行う。だが連日の激務と緊張の連続で、達也はこれまでにない疲れを感じていた。
九校戦の急な競技変更に対応するため、達也は他の生徒会役員と共に多忙な毎日を送っていた。そんなある日、達也の元に差出人不明のメールが届く。メールには、今回の種目変更が国防軍の圧力によるもの、そして九島家が国防軍の動きに乗じて、秘密裏に開発した兵器の性能試験をスティープルチェース・クロスカントリーで行おうとしていると記されていた。達也は九島家が行っている実験の内容を調べるため、九島家の本拠地である奈良へと向う。
全国の魔法科高校に、九校戦の種目を一部変更するという通知が送られてくる。変更があったのは6種目中の3種目で、実に半分もの競技が変更になるという。急な種目変更に対応するため、第一高校の生徒会はルールの把握や選手の再選考、CADの再調整などに追われることに。九校戦開始1カ月前という急なタイミングの変更に、誰もが大会運営に対する不満をこぼす中、達也は新しく追加された競技がどれも軍事色が強いことに疑念を抱いていた。
恒星炉の実験は見事成功し、ニュースでも大々的に報道される。だが父親から神田議員の件は七草家が対処すると聞かされていた七宝は、七草家が達也を利用して自分たちの功績にしたと思い込み、通り掛かった香澄にうっぷんをたたきつけてしまう。香澄も自分の家に対する侮辱を看過できず、二人は魔法を使った戦闘準備に入る。だが、その現場を風紀委員に発見され、拘束される。この二人の遺恨をなくすため、達也は試合で勝敗をつけることを提案する。