キングダム 第5シリーズのあらすじ一覧
桓騎軍の非道を目の当たりにし、信と羌カイは激しい怒りに駆られる。桓騎軍のやり口を巡り、飛信隊と桓騎軍が一触即発の状況に。開戦前に行われた隊の入れ替えで桓騎軍に組み込まれた飛信隊の尾平は、この場を収める役目を任されることになるが、その懐から桓騎の手下に無理やり手渡された略奪品が出てくる。弁解もできないまま、尾平は信に飛信隊からの追放を言い渡されてしまう。
中央丘の攻略を目指す紀彗、金毛率いる軍の猛攻が続く中、桓騎は突如自軍に丘からの撤退を命令する。中央丘は趙軍の手に落ちることになり、これに納得がいかない黒桜ら副官に対し、桓騎はあることを告げる。一方、何とか慶舎軍を振り切り元の戦場に戻った飛信隊は、樹海の先で起きている異変に気付き駆け出した羌カイを追って、とある集落にたどり着く。そこで飛信隊は、驚がくの光景を目にする。
思いも寄らない桓騎の行動により、飛信隊は立て直した馬呈・劉冬軍と再び激闘を繰り広げることに。中央丘の各戦場では相変わらずこう着状態が続いており、慶舎は桓騎を追い詰めるため今回の戦いの“標的”の一つ・飛信隊を壊滅させようと動き出す。一方、樹海地帯の集落でけがの手当てを受ける羌カイは、“長”である混バァから紀彗が城主を務める“離眼城”で起きた悲劇について話を聞いていた。
飛信隊は、どとうの反撃で馬呈・劉冬軍から戦いの主導権を奪い取る。その勢いに乗り、黒羊の戦局を大きく動かすべく、中央丘を狙った次の攻撃に打って出る。秦軍は、飛信隊の活躍により、戦いを有利に進める絶好の機会に恵まれる。この好機に、秦軍総大将・桓騎の動きに注目が集まるが、一方、劉冬との戦いで重傷を負った羌カイは、樹海地帯にある“とある集落”で目を覚ます。
河了貂、そして隊長・信からの信頼に応えるため奮闘する渕と別働隊の活躍により、川の浅瀬で猛攻にさらされていた信たちも対岸への上陸に成功。飛信隊の反撃が始まる。一方、激しい攻防が続く中央丘の陣取り合戦は、桓騎軍の副官のひとり・黒桜率いる隊が、対する紀彗軍を相手に大いに前線を押し込んでいた。しかし、黒桜隊が総攻撃を仕掛けようとしたそのとき、敵軍前線に将軍・紀彗がその姿を現す。
樹海地帯の中央にある巨大な丘を巡り、両軍による陣取り合戦が始まる。飛信隊は信が宣言した「中央丘横まで軍を進める」ことを最低条件に戦いを進めていくが、そんな飛信隊の目の前に、流れる川の対岸に陣取った敵軍が立ちはだかる。河了貂は、師である天才軍師・昌平君も「無手」と断言する“橋も舟もない渡河の戦い”を攻略するため、作戦の“要”となる重要な役割を最古参の副長・渕に任せる。