11月24日発売の「月刊ザテレビジョン1月号」の連載「草なぎ剛のお気楽大好き!Vol.287」では、舞台「burst!-」の公演を終えた感想と、1月期ドラマ「罠の戦争」についての意気込みを語ってもらいました。
「burst!~危険な2人~」が無事終了!終了後の感想は?
毎日舞台に立っていられるって何て気持ちがいいんだろう。2人芝居「burst! ~危険なふたり~」を無事完走することができました。全30公演だから、10月は毎日この舞台をやっていたようなもの。劇場に足を運んでくださった方も、見には行けなかったけど遠くで応援してくださっていた方も、ありがとうございました。
三谷幸喜さんの脚本の面白さは言うまでもないんだけど、全く僕と違うタイプの役者・香取慎吾と2人だけで7年ぶりに再演の舞台に立つ。そんな毎日が刺激的で。慎吾とは30年近く一緒にいるから、本当に遊んでいる感じで舞台にいた。この世界の右も左も分からない頃、2人でコント的なことを考えて遊んでいたあの当時の空気感そのままだなと思ったりして。そういう僕たちの出会ってから歩んできた気持ちとか、育ってきた思いとか僕の中でぐるぐるとリンクして、とても感慨深かった。
毎日楽しく2人で戦っていた舞台だった
舞台って毎回同じことを繰り返しているんだけど、毎回違うんです。今日はこんな動きをしてみようとか、こんな笑い方をしてみようとか、計算みたいなことは一切考えてなくて、ただ稽古でしっかり作り上げたものをそのままやっているんだけど、不思議だよね。役に集中してお互いを感じて、いつもと違う間であったとしても暗黙の了解でつなげていくことでどんどんより良く変化していく。慎吾とだからできた舞台。毎日楽しく2人で戦っていた舞台だった。